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高齢出産とは、35歳以上での初産のことをいいます。
近年では晩婚化の傾向も進み、また、医療体制の進化と充実によって高齢出産は
以前により珍しいものではなくなってきました。
ただし、高齢出産にはリスクが伴います。
母体の出産前後の体力や健康なども問題とされますし、
母体に負担がかかれば即座に子にも負担がかかります。
または、色々な疾病や障害が伴う確率も上昇するとの研究も少しずつ増えてきているようです。
例えば、ダウン症候群の子供は高齢出産になるほど出生率は高くなるようです。
自閉症の原因は、高齢出産にあるといえるのでしょうか??
最近になって、アメリカのある大学の研究では出産年齢が高齢になるほど、
自閉症の確率は上がるという調査結果がでています。
加えていうと、父親の年齢も上昇すればどうように自閉症の発生率はあがる
というデータもでています。
しかし、この結果を妥当なものとみなした場合でも、
自閉症の原因が高齢出産になるとは言い切ることはできません。
ダウン症候群と同様、高齢出産になるほど自閉症の発生率も上昇するというのが、
先の研究の調査結果からいえることです。
事実として、高齢出産でなくともこれまでに多くの自閉症の子が生まれています。
高齢出産という原因からは、おそらく様々な疾患疾病が生じやすくなるのであって、
高齢出産そのものが自閉症の原因である。
とは単純に正確な表現ではないです。
特定の遺伝子が脳の機能障害を引き起こし、
結果として自閉症という症状を生じさせるのだとしても、
なぜそのような遺伝子が出現してしまうのかということは遺伝研究においても、
未だ解決をみない難問になっています。
もし近い将来、学術研究としてそのメカニズムが解明されても、
そこから、予防や治療に繋げるにはさらに時間を要することになるでしょう。
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