スポンサーリンク

英語教育 自閉症

自閉症の方のなかで英語教育に関して、目覚ましい成果を上げたという報告があります。

自閉症の場合、知的能力がある程度ありながら、かつ視覚や聴覚が敏感で
言語的な意味ではなく、感覚イメージに頼りながら世界を把握している人が多くいます。

例えば、療育の現場では食事や排泄、お出かけなどのスケジューリングに関する学習をするとき
言葉や文字だけでなく、具体的な絵を見せると、学習効果が飛躍的に高まります。

この場合でも、彼らが視覚イメージにたより世界を把握していることがわかります。

そして、食事なら食事という言葉の意味を理解するというより、
食事の視覚イメージ(絵)と食事という行為を
記号や標識を覚えるときのように対応させているのです。

このような対応関係を記憶していくことは自閉症の人は得意です。

また、地図が好きな人が多いことも、現実の空間を記号や二次元のイメージ(地図)に
置き換えることで、世界を把握しているのだと考えられています。

また、テレビCMのフレーズや電車のアナウンスなどを繰り返し発声する人もよくみられます。

そして、その発声がよく似ていること、一字一句間違えのないこと、
その精確さに驚かされることがあります。

このことからも、彼らの聴覚が鋭敏で、記憶力に優れていること
そして、そのように精確に同一の聴覚刺激をくり返すことで、
聴覚優位の変化しやすく繊細な世界から雑音を排除し、
感覚を安定させようとしていることがわかります。

英語学習は、言葉の意味というものを、考えてしまう我々には
慣れないうちは大変な苦労があります。

それは、言葉の意味を置き換えるという作業もしなくてはならないからです。

しかし、自閉症の人の場合、英単語の示す物事と英語の発声を記号のように対応させていくことができているのだと考えることができます。

すると、英語学習が得意であるようにみえるかもしれません。

スポンサーリンク