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母体 ストレス

自閉症の原因が、妊娠中の母体へのストレスが原因であるという説があります。

妊娠期の母体へのストレスは、脳の神経系の発達に悪影響を及ぼす可能性が指摘されているのは事実です。ただ、はじめにいっておくと、妊娠中に胎児になにか異常があったとしても、
それが神経系であれば判明するのは多くの場合、出産後であることがほとんどです。

つまり、生まれる前に、脳の障害のような疾患を知る術はほとんどありません。

さらにいうと、ストレスがあったとしても、結果としてどのようなダメージを受けるかは、
研究そのものが非常難しいことになります。

一方で、妊娠中の母体が、過度のストレスにさらされれば
高い確率で、胎児の心身への悪影響があることは明白な事実です。

特に喫煙や飲酒は、胎児に悪影響であることは確かなようです。

しかし、妊娠期の胎児を取り出して、研究するわけにはいかない以上
自閉症の原因が母体へのストレスである。
という説は可能性としてはあり続けても、実証されることは難しいでしょう。

言い換えるなら、自閉症の症状の原因である脳の機能障害と
母体のストレスを明白に関連付けることは難しいのです。

いまのところ、科学的に根拠のないこうした議論には注意が必要です。

こうした説には害すらあります。
それは、自閉症の子を持つ母親が罪悪感をもってしまうケースです。

自閉症の子が生まれたのは、自分になにか不備があったからではないかと。

妊娠期にまったくストレスを感じないことなど不可能です。

無用な罪悪感をもつことは、母親にとってもつらいことですし
自閉症の子どもにとっても、よい影響はありません。

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